こんにちは、ボビーです。
今回の記事では価値観の見つけ方について紹介いたします。
・価値観とは?
・人が持つ7つの価値観領域
・価値観を見つけるためのワーク
突然ですが、あなたは以下の質問に即答できますか?
「あなたにとっての幸せとは何ですか?」
「なぜ今の仕事をしているのですか?」
「あなたは将来、何を実現したいですか?」
「無我夢中に取り組めることはありますか?」
この質問に即答できる人は、自分の人生に対して大きな充実感を持っており、自分の人生で何を実現したいのかが明確になっている人だと言えます
一方、即答できなかった人はどうでしょう?
将来何をしたら良いかが分からず、現在の人生に満足ができていない人かもしれません。
過去の僕もこの質問に即答することができないでいました。
僕自身も、人生で成し遂げたいこともなく、有り余るエネルギーをどこに集中させればいいか分からずにいました。
ただ安心してください。わからないことが普通です。
幼い頃からの成長過程で、自分の価値観を明確にする方法を教えてもらう機会がなかったからです。
自分の価値観よりも「こうしなさい」「しなければならない」といった社会通念の方が重要だと教え込まれてきたからです。
今回の記事を読むことでこういった社会通念から脱却し、自分の価値観が明確になります。
その結果、成し遂げたいことが明確になり、人生を充実させるための準備ができるようになります。
それでは本文にいきましょう。
価値観とは何か?
価値観とは人生における判断基準のことです。つまり人生における指針となるものです。
船で航海する時を考えてください。
目的地に向かう際にコンパスを持っていきますよね。
このコンパスがないと、船はどこに進んでるかわからず、進むべき方向がわからないでしょう。
コンパスがあるから、現在の方向性が分かり、目的地にたどり着くことができるのです。
人生の場合、コンパスの役割をするのが「価値観」となります。
この明確な価値観があるからこそ、私たちは迷わず自分の人生を歩むことができるのです。
ではなぜ価値観を明確にする必要があるのでしょうか?
それは、価値観が明確になることで自分の人生においての目的を知ることができるからです。
もう少し補足を加えましょう。
前述しましたが、価値観とは人生における判断基準のことです。
私たちはこの価値観の優先順位に従って行動します。
そして、その順位は自分が満たされていないと感じる部分によって決まります。
「お金が欲しい」
「人間関係を円滑にしたい」
「親しい人を大事にしたい」
これらの感情は今満たされていないことから起こる感情です。
私たちはこれらを満たそうとします。
この満たそうとすることこそが人生の目的になるのです。
この目的は人によって異なります。
人によって、価値観の優先順位が異なり、何を重視するかに違いが見られるからです。
自分の価値観の優先順位を明確にすることが人生の目的を決めるための第1ステップになります。
価値観の優先順位とは?
価値観は人によって様々ですが、大きく7つの領域に分かれていると言われています。
それが以下の図になっています。
①心と精神性の領域→自分の内面に関わる
②知性の領域→自分の知識や経験に関わる
③キャリアの領域→自分の仕事に関わる
④お金の領域→自分の富に関わる
⑤親しい人との領域→家族など親戚に関わる
⑥社会・人間関係の領域→人脈や友情に関わる
⑦健康と活力の領域→自分の身体の健康
私たちは、これらの価値観の領域に優先順位をつけて日々選択し、行動します。
この価値観の優先順位に従いながら、物事を見ています。
価値観の優先順位が異なるため、人には様々な考えがあり、物事の取り組み方も異なるのです。
1つの出来事に対してとてつもなく熱中する人が周りにいると思います。
その人は自分の価値観の沿った行動が取れているからこそ、あれだけの熱量を出しているのです。
その熱量があるからこそ、人よりも何倍も成果を出し、成功していくのです。
次章から具体的な価値観の見つけ方を紹介していきます。
あなたの価値観は?
人生の目的を見つけ、それを実現させるためには、価値観の優先順位を明確にする必要があります。
この明確にするためには、自分の内面に問いかける必要があります。
以下のワークをこなすことで自分の価値観が明らかになります。
少し考えてみてください。
①以下12の質問の答えを3つ答えてください。思い浮かんだ順に並べてください。
1.あなたの身近にあるもの何ですか?
2.あなたは1日をどんなふうに過ごしていますか?
3.あなたは何をしている時に元気が出ますか?
4.あなたは何にお金を使いますか?
5.自分の中で思考の整理がついていることは何ですか?
6.あなたはどんなスキルを磨いていますか?
7.いつも頭の中にあるものはどんなことですか?
8.あなたはどんなビジョンを描いていますか?
9.あなたはどんな独り言を言っていますか?
10.あなたはどんな話題が好きですか?
11.あなたは何に感動しますか?
12.あなたの目標は何ですか?
②①の質問で出た36個の答えを似たもの同士でグループ分けをする。そのグループ名に名前をつける。グループを構成する答えの数を記入する
③②で書いた答えの数が多いグループでランキングを作る
④そのランキングがあなたの価値観の優先順位になるここでは僕の答えを例に参考に挙げておきます。
①以下の12の質問に思い浮かぶ順に3つ答える
1.あなたの身近にあるもの何ですか?
→本(心理学、脳科学):学び
パソコン:学び、スニーカー:趣味
2.あなたは1日をどんなふうに過ごしていますか?
→本を読んで知識をつける;学び
料理の味付けを楽しんでいる:趣味
Twitterで学んだことを発信している:貢献
3.あなたは何をしている時に元気が出ますか?
→本で知識を得た時:学び
自分がいることで人にいい影響を与えた時:貢献、
自分の成長を感じる時:学び
4.あなたは何にお金を使いますか?
→本:学び、自己投資:学び
スニーカー:趣味
5.自分の中で思考の整理がついていることは何ですか?
→本の内容の理解:学び
情報発信する上での発信内容:貢献
将来のためにやるべきことが明確になっている:学び
6.あなたはどんなスキルを磨いていますか?
→心理学や脳科学の知識:学び
人格者になるためのスキル:人格者
資産運用:お金
7.いつも頭の中にあるものはどんなことですか?
→将来企業するということ:情熱
人として美しく生きる:人格者
他人にどんな価値を与えることができるか:貢献
8.あなたはどんなビジョンを描いていますか?
→お金を稼ぐ力をつけること:お金
信頼できる人と起業する:情熱
好きな時に好きなことができる選択肢を持つこと:自由
9.あなたはどんな独り言を言っていますか?
→資産運用での振り返り:お金
どのような発信をすれば価値を提供できるか:貢献
将来への可能性:情熱
10.あなたはどんな話題が好きですか?
→自分の成長につながる話題:学び
人生を好転させる話題:情熱
資産運用の行い方:お金
11.あなたは何に感動しますか?
→家族との絆:人格者
自分のやりたいことを実現していると実感すること:情熱
死における別れ(アニメ):人格者
12.あなたの目標は何ですか?
人の人生を変えるきっかけを提供すること:貢献
自由に生きること:自由
世の中に大きな影響力を与える:貢献
②①の質問で出た36個の答えを似たもの同士でグループ分けをする。そのグループ名に名前をつける。グループを構成する答えの数を記入する
学び:11、自由:2、趣味:3、お金:4、人格者:4、貢献:7、情熱:5
③②で書いた答えの数が多いグループでランキングを作る
1位学び、2位貢献、3位情熱、4位人格者、お金、5位趣味、6位自由
④そのランキングがあなたの価値観の優先順位になる
価値観が人生を決める
先ほどのワークの回答を確認してみてください。
その回答は7つの領域に含まれていると思います。
回答が多く含まれている領域があなたにとって、価値があると思っている領域になります。
つまり、満たされていない部分であり、人生の目的になりうる価値観になります。
ただここで注意しないといけないことがあります。
あなたの回答が本当に自分が満たされていないと感じているかということです。
価値観は他人から影響を大きく受けるので、無意識に他人の価値観が刷り込まれている可能性もあります。
あなたが本当に価値のあると思っていて、満たしたいと思えるものであるのかが重要です。
1位の価値観が自分が本当に満たしたいと思うもので、人生の目的となります。
そして2位以降のものはそれを実現するための手段となるのです。
つまり、1つの領域のみが人生の目的を決める要因とはならないということです。
もう一度自分の解答を見返してみてください。
あなたの人生の目的がその価値観の領域に含まれていることを実感するはずです。
価値観は更新が必要
自分が成長するに伴い変化していきます。
満たされていなかったものが、満たされた時にはその価値観の優先順位が下がります。
その結果、順位が変わり、人生の目的が変わります。
自分の実現したいことは変化して当たり前ですし、固執する必要もありません。
むしろ変化したものを更新する必要があります。
その都度先ほどのワークを行い、価値観の優先順位の把握を行うべきなのです。
価値観から人生の目的を決める
①心と精神性の領域→自分の内面に関わる
②知性の領域→自分の知識や経験に関わる
③キャリアの領域→自分の仕事に関わる
④お金の領域→自分の富に関わる
⑤親しい人との領域→家族など親戚に関わる
⑥社会・人間関係の領域→人脈や友情に関わる
⑦健康と活力の領域→自分の身体の健康
人生の価値観がどの領域にあるかで、人生の目的は変わっていきます。
ここでは領域ごとの人生の目的の参考例を挙げていきたいと思います
例)マザーテレサ
自分のありのままに生きていくことに重きを置きます。
メンタルカウンセラーやヒーラーなどの仕事が向いていると言えます。
相手の悩みを聞き、相手の気持ちを穏やかにすることが得意なのでしょう。
あなたは周りの人々の安らぎの場となるはずです。
②知性の領域
例)アインシュタイン、ニュートン
選んだ領域で権威となりそのテーマ研究したり調査をことに重きをおきます。
ある分野を突き詰める研究者や人を導く教育者の仕事が向いていると言えます。
これまでの枠組みを打ち破り、新しいもの見方と世界観をもたらすことにエネルギーを向けることができるでしょう。
③キャリアの領域
例)ピーター・ドラッガー
事業を構築したり、優れたサービス、アイデアを生み出すことに重きを置きます。
新しいサービスを生み出したいという思いから起業したいという人が多いでしょう。
あるいは、仕事を通して、何か自分の価値を生み出しと思っている人も多いでしょう。
世の中に対して影響力を持ち、人々の生活を変えられるような貢献をしたいと思う人が多いのも特徴です。
④お金の領域→自分の富に関わる
例)ウォーレン・バフェット
自分のプロジェクトやビジネスの構想のために資金を集めたり、慈善団体に力を注ごうと思っている人が多い
あるいは、お金を集めて、自分のやりたいことにお金を投資する人が多いでしょう。
他の人の経済的自立を手助けする人もいるかもしれません。
⑤親しい人との領域
例)ローズ・ケネディ
パートナーと共に幸せの家庭を築き、子どもたちに大きな可能性を与えることや、パートナーとの時間に大きな価値を置くでしょう。
家族との時間を何よりも大事にし、幸せな家庭で、パートナーと子どもたちに愛を持って接することに喜びを感じるでしょう。
愛情溢れた関係を築くコツを他の人々に説いていくかもしれません。
⑥社会・人間関係の領域
例)オプラ・ウィンフリー
人々との強力なネットワークを築くことに重きを置くでしょう。
組織や販売網、会社のイベントをまとめたり、個人的、組織的に人と繋がることを重視するでしょう。
新しい流行のリーダーになること、スピーカーになる人もいるかもしれません。
⑦健康と活力の領域
例)ランス・アームストロング
健康に関すること、体を鍛えること、演技やダンス、モデルなど、身体を活かした様々な範囲を指します。
自分の身体を活かして、相手を魅了したり、身体に関する知識を活かして、相手の身体の変化を促したりする人もいるでしょう。
以上が7つの領域における参考例です。
ただここで挙げたものはほんの一部でしかありません。
あなたの人生の目的は、あなた自身にしか分かりません。
自分で探すしかないのです。それだけは頭に入れておいてください。
ですが、安心してください。
この価値観の把握ができたあなたにはその答えはもう見つかっています。
後は、あなた自身が気づくかどうかです。
自分と向き合って人生の目的を見つけていきましょう。
まとめ
今回は価値観の見つけ方について解説しました。
この価値観は自分の人生の目的を定める指針となるものです。
価値観を定めることで、自分の人生でするべきことが見えてきます。
そして、その価値観を満たすことが自分の人生を充実させることにつながるのです。
価値観が定まったあなたは人生を変える準備ができたということです。
大丈夫です。あなたにはやるべきことが見つかっています。
勇気を持って行動するのみです。
共にやりたいことを実現しましょう。
この記事を読んでくださりありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。