こんにちは、ボビーです。
もしかすると仕事が辛くて働く意義を見出せていない人もいるかもしれません。
同じ仕事をしているのになぜここまで幸福度に差がつくのでしょうか?
この記事を読むことで、退屈で辛い仕事も視点が変わり、充実度を感じることができるようになるはずです。
では本文にいきましょう。
働くことの意義とは?
あなたは働くことについて深く考えたことがあるでしょうか?
・家族を養うために働いている
・好きなものを買うために働いている
どれも正しい答えだと思います。
何か目的のために働くのは当然のことです。
ただ、あなたに問いたい。
「胸を張って今の仕事をやれている」
「今の仕事に夢中になれていますか?」
「仕事が退屈だ」「何のために働いているのだろう」
大半の人がこう言います。
そもそも仕事とはどういうものなのか?
仕事とは簡単に言えば社会貢献です。
自分が「社会や他人にとって価値あることを提供すること」を指します。
つまり本来の仕事とは人生に充実感をもたらすものなのです。
仕事の本質についての詳しい内容は以下の記事を参考にしてください。
仕事の充実が幸せにつながる
幸福学という学問で「幸せになるための4つの因子」というものがあります。
これは慶應義塾大学の前野隆司教授が提唱されているものです。
②つながりと感謝
③前向きと楽観
④独立と自分らしさ
仕事は自分の意識や捉え方次第で4つの因子全てに関わっています。
①自己実現と成長
私たちは仕事を通して日々成長します。
昨日できたことが今日できる。今日できたことが明日できる。
日々成長してできることが増えるからこそ、キャリアアップもしていきます。
「成長を感じることができる」ことは1つめの因子を満たしています。
②つながりと感謝
私たちは仕事を通して、会社というコミュニティーに属しています。
このつながりがあり、協力し合うことで、社会に価値提供をしています。
このコミュニティーがあるからこそ、自分が必要とされている存在だと感じ、
役に立っているということを実感することができます。
また、社会貢献することで、感謝もされています。
この2つめの因子を満たしてることがわかります。
③前向きと楽観
③に関しては仕事の向き合い方で大きく変わる部分です。
仕事でミスをしてしまう場合もあるでしょう。
前向きに次に活かすために対策を立てることができるかという
仕事に対するスタンス次第で3つめの因子を満たすことができます。
④独立と自分らしさ
④に関してはある程度キャリアを積んだ状態かもしれません。
前向きに仕事に取り組み、成長をしてきたからこそたどり着ける状態になります。
この状態まで行くと、やりたい仕事ができている状態になります。
4つめの因子も満たすことができます。
つまり仕事は4つの因子の全てを満たすことができ、人生を幸せにしてくれるものだといえます。
幸せに働くためには?
この章では仕事における充実感を高め、幸せに働くための考え方を解説します。
仕事をどう捉えれば幸せに働けるのか?
同じ仕事をやっていても、辛いと感じる人もいます。
一方で目に輝きを放ち、心から仕事に情熱を注ぐ人もいます。
その違いは何なのでしょうか?
それは仕事への捉え方になります。
ここではイソップ寓話の「三人のレンガ職人」の例から
解説していきます。
世界中をまわっている旅人が、ある町外れの一本道を歩いていると、一人の男が道の脇で難しい顔をしてレンガを積んでいた。
旅人はその男のそばに立ち止まって、
「ここでいったい何をしているのですか?」
と尋ねた。
男は自らのひび割れた汚れた両手を差し出して見せた。
「なんで、こんなことばかりしなければならないのか、まったくついてないね。
もっと気楽にやっている奴らがいっぱいいるというのに・・・」
旅人は、その男に慰めの言葉を残して、歩き続けた。
もう少し歩くと、一生懸命レンガを積んでいる別の男に出会った。
先ほどの男のように、辛そうには見えなかった。
旅人は尋ねた。
「ここでいったい何をしているのですか?」
「俺はね、ここで大きな壁を作っているんだよ。これが俺の仕事でね。」
「大変ですね」
旅人はいたわりの言葉をかけた。
旅人は、男に励ましの言葉を残して、歩き続けた。
また、もう少し歩くと、別の男が活き活きと楽しそうにレンガを積んでいるのに出くわした。
「ここでいったい何をしているのですか?」
旅人は興味深く尋ねた。
「大変ですね」
旅人はいたわりの言葉をかけた。
「とんでもない。ここで多くの人が祝福を受け、悲しみを払うんだぜ!素晴らしいだろう!」
旅人は、その男にお礼の言葉を残して、また元気いっぱいに歩き続けた。
3人のレンガ職人への「何をしているか」の問いかけに対する答えから、次のようなことが分かります。
→特に目的なし
2番目のレンガ職人:「この仕事のおかげで俺は家族を養っていける」
→生活費を稼ぐのが目的
3番目のレンガ職人:「歴史に残る偉大な大聖堂を造っている」
→後世に残る事業に加わり、世の中に貢献することが目的
どの人の考えが正しいというのは判断ができませんが、一番幸せに働いている人は「3番目のレンガ職人」なのは明らかです。
同じ仕事に同じ時間をかけるなら、
「この仕事が役に立っている」「世の中のためになっている」
このような捉え方を行うことで、仕事への見方が変わります。
そして、退屈な仕事も充実したものへと変化していくのです。
幸せに働いている人の行動特性とは?
ここでは、キャリアを成功させて、幸せに働いている人の特徴を示したキャリア理論を紹介します。
まずは計画的偶発性理論というキャリア理論を抑えていきましょう。
計画的偶発性理論(Planned Happenstance Theory)は、心理学者のジョン・D・クランボルツ教授によって1999年に発表されたキャリア理論です。
クランボルツ教授がビジネスパーソンとして成功した人のキャリアを調査したところ、
そのターニングポイントの8割が、本人の予想しない偶然の出来事によるものだったそうです。
このことをきっかけに、クランボルツ教授は「計画的偶発性理論」を提唱しました。
計画的偶発性理論では、成功するキャリアを築くために、偶発の出来事が起こるのを待つのではなく、みずから引き起こすべく行動することがポイントとなります。
具体的には、以下の5つの行動特性を持つ人にチャンスが訪れやすいと考えられています。
②持続性(Persistence)→最後まで諦めずにやり切る
③楽観性(Optimism)→何事もポジティブに捉える
④柔軟性(Flexibility)→柔軟に変化を受け入れる
⑤冒険心(Risk Taking)→挑戦してみる
仕事で成功している人ほど
「自分は運が良かった」と言います。
これらの行動特性を持っているからこそ、自分が望む偶然を引き起こすことができるのです。
待っていてもチャンスは訪れてきません。
自分で行動して、追い求めるからこそチャンスを掴めるのです。
幸せに働くためにも「やりたい仕事」を自分のキャリアにするために行動していきましょう。
人によって幸せは異なる
人によって価値観や考え方はそれぞれ異なります。
当然、人それぞれによって幸せの形も異なります。
「仕事で社会に役に立っていることが幸せ」
「あの人をサポートすることが幸せ」
家族との時間を取るために、勤務時間が短い仕事につくのも正解。
自分の貢献できる仕事に命をかけるのも正解。
「みんな違って、みんないい」なんです。
ただ、忘れないで欲しいことがあります。
それは「人生は有限」だということ。
スティーブ・ジョブズの言葉で好きな言葉があります。
本当に自分のやりたいことだろうか?」
スティーブ・ジョブズは毎朝鏡の前でこのことを自分に問いかけていたそうです。
「やりたいことではない」という答えが返ってくるなら、今やっていることを見直したほうがいいということです。
将来の生き方に迷った時はスティーブ・ジョブズのこの言葉を思い出してみてください。
まとめ
今回の記事では、幸せな働き方をするにはどうすればいいかについて解説していきました。
仕事の捉え方次第で仕事に対する働き方は変わります。
同じ時間を仕事に費やすのなら、幸せに働くほうが人生の幸福度も高まります。
ただ、幸せな働き方は人それぞれ異なります。
自分らしく生きられる、そしてなりたい自分になる。
「自己実現」できる仕事こそが人生に幸せを与えてくれます。
自分の人生は自分で切り開くもの。
明日も明後日も自分らしく生きていきましょう。
ではまた次の記事でお会いしましょう。